経営方針書発表会 イノベーションで未来にチャレンジ
今期、広島西経営研究会では、1年を通じて経営計画書づくりに役立つ例会を開催しています。
8月例会は(第5回目)は9月に開催された全国経営発表大会前哨戦として全国経営発表大会に参加されるお二人に、本番さながらの形式で発表を頂きました。
~発表者~
東洋商事株式会社 代表取締役 長谷川 康垣 氏 「人の温もりを生み出す為に…」
株式会社コダマ 代表取締役 児玉 晃典 氏 「経営の転換点を乗り越え、新たな成長へ!」
お二人がどんなクロッシングをして経営をされているのか。そして、自社はどうなのか。
例会出席者は社外取締役としてアドバイスをしながら、共に成長してゆく時間となりました。
~発表を終えて~
まずは、今回は貴重な経験をさせていただきました戦略委員の皆様、経営研究会の皆様に深く御礼申し上げます。
今回発表させていただきました経営方針書は、昨年の27TTから続いて2回目の作成でした。初めて作成したときは「やりたい、こうなりたい、クロッシングから中期経営方針書が繋がってない、絵に書いた餅になりそうな方針書ですね」と、ファシリテーターからアドバイスをいただきました。今回は、その時頂いたアドバイスを意識して、幹部社員さんと一緒になって作成しました。なにより、社員さんがここまで自社や競合のことを調べて知り、現状把握をしたうえで、今後の東洋商事がどのように進んでいくかを決めていく会議は、毎回とても白熱しました。
発表後のアドバイスから感じた大きな学びは、「ビジョンの大切さ」です。「社員さんがワクワクドキドキするような方針書に感じない」というアドバイスを頂いて、振り返ってみると、自社の財務状況や就業環境等の現実を見す
ぎた方針書を作ってしまっていたのかなと反省しました。
そして、私自身のビジョンが弱いことが大きな原因とも感じました。
経営研究会だからこそ、こういった経験はできるのだと思います。今回のチャンスを無駄にせず、9月の全国大会では、夢が膨らむような内容を、幹部社員さんと練り直して「ワクワクドキドキできる方針」を発表してまいります。
この度は、経営計画書を発表する機会をいただきありがとうございました。
今回経営計画書を作ろうとした理由は、今まで我流で計画書をつくっていましたが、一度しっかりした計画書を作成したいとの思いがあったからです。この計画書のフォーマットは整合性があり、自分の頭の中を整理するのに大いに役立ちました。また、社内で社員を交えて話をする上でも、流れが分かりやすく、巻き込みやすくなっていることもいい点でした。
例会での発表依頼を受けたときは、「どうかな」と感じましたが、人に見せるために、より真剣に作ることになると思い引き受けました。何度かの発表練習のときにいただく質問やアドバイスから、経営者としての自分と会社の現
状をより深く見つめる機会となり、考えていた以上に成果が高いものになりました。例会での発表では、より多くの人から、そして多様な面からアドバイスをいただくことができ、全国大会までにもう一度改良が必要ということが分
かりました。
経営計画書の作成だけでなく、発表の場に出ることは自分にとって非常に良い場になりました。皆様にもぜひこのような場に出られることをお勧めします。