広島西 3月例会報告
2015年3月26日(木)広島西経営研究会3月例会は「『経営方針書を作ろう』理念が人と会社を動かす!」と題し、株式会社マエダハウジング 代表取締役 前田政登己 氏にご発表を頂きました。
株式会社マエダハウジングは平成5年にリフォーム専門店として個人創業され、現在までに14,000件を超える夢の住まい作りに関わっておられます。
『地域で輝く100年企業になる』というビジョンの下に、本社のある府中町では1,600軒以上がお客様で、その大半が一度お世話になったお客様のリピートや紹介です。
一度の出会いを一生の出会いにすべく、現在は住まいに関わる事全てをワンストップで提供されており、広島市内リフォーム実績No.1の会社として、様々なリフォームコンテストで受賞実績なども積み重ねておられます。
●経営方針書を作る為に自社の理念を考える
前田社長も創業当初は明確な理念やビジョンがなかったそうです。
その為に社員さんやお客様へ気持ちが伝わらず苦労されたり、また裏切られる事もありました。
そんな時、勉強会に参加され、理念の大切さ、学ぶ事の大切さを実感されました。その後、様々な研修に参加し、その中で良いと感じた事はすぐに社内に取り入れ実行していかれました。
数多く参加された研修で学んだ事が今の理念に繋がっているといわれます。
その理念をどのように社員さんへ浸透させていくか、そして理念に基づいた経営方針を作るかを考えた前田社長は理念体系図を作成されました。
創業の精神を頂点に経営理念→ミッション→ビジョン→事業ドメインスローガン→クレド(信条)の順に作っていき、そしてそれを元に中期方針・年度方針を作っていかれたそうです。
経営理念に沿った方針・目標を作り具体的行動計画に落とし込み、PDCAサイクルをまわしています。
そして社員さんへ理念を浸透する為、朝礼や理念と経営勉強会を実施し、経営方針発表会などで社長の思いを伝えておられます。
幹部社員さんのお話の中で「失敗も1つの結果」と言う言葉を聞いて、PDCAサイクルが実践されている事を感じ、そして理念に共感し前田社長と行動を共にしたいと言
う思いを強く感じました。
その後「理念をどのように浸透させていきたいですか?」を議題とし、討議会を行いました。
グループごとに別れ、熱いディスカッションが行われました。
私自身、この例会、討議会を通じて理念の大切さを改めて感じ、そして今まで悩んでいた「思いを伝える事の大変さ」を解決出来るヒントを沢山与えていただきました。
今後この例会を生かす事が出来る様に、行動こそ全て、良い事は全て取り入れて頑張って行こうと思えるとても良い例会でした。
経営理念委員会 妹尾 貴政