10月度例会 自社の価値を知り、自社の方向性を掴もう!
経営者は会社の永続的な発展のために日々努力をしています。事業を持続可能な営みに発展させ、時代の変化に強い組織作りを行いますが、社長の命には限りがあります。育てた会社とそこに勤める大事な社員さんを時代の波に乗せ、将来に送り出していく為には、スムースな世代交代はもしかして起こるかもしれない出来事ではなく「いつか必ず起こる事」です。
事業承継は通常、親族内承継、社員を対象とした親族外承継と検討されますが、その実現性が低い場合はM&Aを検討する事になります。会社の経営権と所有権の分離は容易ではなく、前者には後継者育成と後者には相続の問題をクリアしなければなりません。
1991年から2015年までの国内のM&Aの総数を追っていくとその数は638件から約4倍の2428件に増加していますが、そこには持株会社の解禁という外的な要因と後継者不足という内的な要因が合わさり今後も更なる増加が見込まれます。
そうした背景から広島西経営研究会ではM&Aを切り口にして我々を取り巻く時代の変化から事業拡大のヒントを掴むと同時に、自社の経営課題と照らし合わせて自社に足りない資源を顕在化させる試みを10月例会にて行いました。
外部講師として株式会社ストライクの金田 和也 執行役員をお招きし、最近のM&Aの状況と具体的なケーススタディーを用いて勉強会を行いました。
例会には広島西経営研究会から52名、オブザーバーとして20名、そして会員企業の社員6名が参加されました。
参加者の皆様からは
・具体例があり、分かり易かった。
・親族への承継でもM&Aでも準備は長期的に必要。
・M&Aの時の買い手と売り手の評価方法が異なる点が学びになった。
・理解が深まり、実際に学んだ事を実践していきたい。
といったお声を頂き、その後の懇談会でも大変盛況な例会となりました。
この度の例会は様々な方にご協力をいただきました。
講演をしていただいた金田講師、ご参加いただいた皆様、他の委員会の皆様、その他
この例会の運営と成功にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
ニュービジネス委員会 一同